焼いても縮まらない大船渡産カキの秘密
大船渡市大船渡町下船戸にある牡蠣漁師 船本さんの作業場です
前日大船渡屋台村で知り合った郡山からのお客様を案内しました
僕の震災以来の居候先であるオーシャンビューホテル丸森にお泊りだったので
大船渡独特のカキの作業場を土産話に見ていただくことになりました
(毎月5年近く100泊くらい居候してますからこんな簡単なお手伝いぐらいはいつでもOKです)
耳釣り作業中です
奥の男性がドリルで海で育った大きな牡蠣殻に穴をあけます
その穴に手前の方がテグスを通しています
こうして一度海中で育てた牡蠣を陸にあげ、
型をそろえて耳つりして海に戻しさらに実入りが良くなるのを待ちます
すると加熱してもカキの身が小さくならないくらいパンパンに身が育ちます
全国各地の産地では1年未満の肥育期間でどんどん出荷することで生産量を増やす方法が主流です
オイスターバーなどでは加熱しないし一口で食べちゃいますから小さいカキでも良いんですね
でも、こんな風に加熱して牡蠣自体を味わうならば長く育てたものとそうでないものの差は歴然です
写真は大船渡屋台村の「鮨ささき」さんの作品「牡蠣の昆布焼き」です。牡蠣を昆布の上にのせてオーブンで焼いています。全く縮んでいないでしょう。これが築地市場でブランド品としてプロの評価が高い理由なんですね
その他不定期に扱っているお店もあるのでいろいろ探してみてください
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